遺産相続の基本用語

遺産分割

遺産分割の目次

遺産分割手続の概要

遺産相続の紛争は,ときに,大きな紛争となる場合があります。親族間で,相続財産をめぐって熾烈な紛争となる可能性があるということです。そのため,遺産相続の紛争は「争続」と揶揄されるようなこともあります。

しかし,相続人間で骨肉の争いを続けていくことは,当事者にとっても,関係者にとっても不幸なことです。そこで,相続財産に関する親族間での紛争を解決するための方法として,法は「遺産分割」という手続を用意しています。

ここでは,これら遺産分割手続についてご説明いたします。遺産分割を円満に,または有利に進めていくためには法的な知識が必要となる場合があります。相続財産の紛争でお困りの方がいらっしゃいましたら,ぜひご覧ください。

遺産分割とは?

遺産分割とは,文字どおり,相続財産の分配について取り決めるための手続です。

誰が相続人となり,その相続人がどの程度の割合で相続財産をそれぞれ引き継ぐことになるのかは,民法によって定められています。この分配の割合のことを「法定相続分」といいます。

したがって,原則としては,この法定相続分に従って,相続財産が分配されることになります。

しかし,事情によっては,法定相続分どおりに分配すると,かえって相続人間に不公平をもたらすという場合もないわけではありません。

例えば,ある相続人だけが,被相続人の生前に財産をもらっていたりした場合には,その生前にもらっていた財産をもらっていた分を相続において調整する必要が出てきます。法的には「特別受益」の問題と呼ばれる問題です。

また,場合によっては,相続人の中に,被相続人の家業の手伝いをしていたり,被相続人の面倒をみていたなどの事情があり,それを相続において考慮しなければ不公平であるという場合もあるでしょう。法的にいえば「寄与分」と呼ばれる問題です。

これらの問題がある場合には,特に,遺産相続の紛争が生じやすくなります。それらの個別の事情を考慮して,相続財産の公平な分配を図っていこうというのが遺産分割の手続です。

>> 遺産分割とは?

遺産分割の手続

遺産分割の方法としては,3つの手続があります。それは,遺産分割の「協議」「調停」「審判」の3つの手続です。

遺産分割の協議とは,要するに,裁判所を利用せずに,相続人間で話し合いをするという手続のことです。遺産分割はあくまで家族・親族内の問題ですから,原則としては,この協議によって解決すべき問題と考えられています。

遺産分割の協議が上手くいかなかったり,またはそもそも話し合いができなかったりしたという場合には,裁判手続を利用して解決を図ることになります。遺産分割の裁判手続には,遺産分割調停と遺産分割審判があります。

遺産分割調停とは,裁判所(または裁判所が選任した調停委員)が相続人の間に入って,相続人間の話し合いを調整していくという制度です。まったく公平な第三者が間に入ることによって,話し合いが促進されていくという場合があります。話がついた場合には,裁判所によって,調停の調書が作成されます。

調停によっても話がつかなかった場合には,遺産分割審判手続に移行します。審判とは,調停での話し合いや当事者の主張・提出した証拠をもとに,裁判所が,どのような遺産分割をすべきかについて決定するという手続です。

>> 遺産分割の手続の種類

遺産分割の対象

遺産分割の対象となるものは,もちろん被相続人の遺した財産(相続財産)です。

もっとも,遺産分割されるのは,基本的には,マイナスの財産(負債)ではなく,プラスの財産(資産)が対象となりますが,マイナスの財産をどのように処理するのかということを,遺産分割において定めることは可能です。

また,金銭債権については,相続開始と同時に法定相続分に従って法定相続人に分割して帰属するため,本来であれば遺産分割は不要となるはずですが,実務上は,金銭債権についても遺産分割の対象とされることが多いでしょう。

この遺産分割では,どの相続財産をどのような割合で分配するのかということを取り決めていくことになりますが,前提として,その財産がどの程度の価値なのかということをどのように評価すべきかということも問題となることが少なくありません。

したがって,遺産分割においては,どのような財産が遺産分割の対象となり,またその財産をどのように評価すべきかということを知っておく必要があるでしょう。

>> 遺産分割の対象となる財産

遺産相続のことならLSC綜合法律事務所にご相談を!

遺産分割でお困りの方がいらっしゃいましたら,東京 多摩 立川の弁護士 LSC綜合法律事務所へお気軽にご相談ください。

>> 弁護士による遺産相続問題の法律相談

LSC綜合法律事務所

所在地:〒190-0022 東京都立川市錦町2丁目3-3 オリンピック錦町ビル2階
ご予約のお電話:042-512-8890

>>

代表弁護士 志賀 貴

日本弁護士連合会:登録番号35945(旧60期)
所属会:第一東京弁護士本部および多摩支部

>> 日弁連会員検索ページから確認できます。

アクセス

最寄駅:JR立川駅(南口)・多摩都市モノレール立川南駅から徒歩5~7分
駐車場:近隣にコインパーキングがあります。

>> LSC綜合法律事務所までのアクセス

この記事がお役にたてたらシェアお願いいたします。

弁護士による遺産分割のご相談のご予約は 042-512-8890

このページの先頭へ